転職を考えるときに最も避けたいのが、ブラック企業への就職です。
とはいえ、ブラック企業を見分けるにはきちんとコツを掴んでおく必要があります。そのために今回は、ブラック企業の特徴と見抜くべきポイントをお伝えしたいと思います。
まず、ブラック企業の一番の特徴は、長時間労働が当たり前になっている点です。
残業が多く、それが当然とされている環境は、当然従業員は過度なストレスを受けるものです。また、それほど忙しいとなれば、休日出勤があったり、有給休暇が取りにくい状況であったりするケースもしばしば。これは働く人の健康やプライベートを軽視しているブラック企業ならではの在り方だといえます。
次に、給与や待遇が不透明である場合も注意すべきポイントです。
実際、給与計算の基準が不明瞭だったり、約束された待遇が実際は異なっていたりするケースが見られるようです。特に、残業代が支払われない、また成果に応じたインセンティブが約束されているものの、現状が異なっているような場合は、不誠実な運営をしていることを確信して良いでしょう。
また、人間関係のトラブルが多いのもブラック企業の特徴です。上司や同僚からのパワーハラスメントが日常的に行われ、職場全体の雰囲気が悪いような状況は、まさにブラック企業あるあるです。
そういった職場では、労働者の精神的な健康は一切守られていません。
転職時、事前に職場の雰囲気を知るためにも、できれば面接の際に現場の従業員と話す機会を持つことをおすすめします。また、就職活動の段階で、企業のホームページやSNSだけでなく、第三者が運営する口コミサイトや評価サイトで情報を得ることも有効です。
そのほか、個人的に特に重要だと感じたのが、自分の直感を信じることです。
面接で感じた雰囲気や、求人情報と実際の話が異なる場合は、慎重に判断する必要があります。また、入社後にブラック企業であることが判明した場合は、早めに対策を練ることが肝心です。